「コーチングの言語:動作指導のアート&サイエンス」THE LANGUAGE of coaching: The art & science of teaching movement

 “筋ではなく、動作を鍛える”(Train movements not muscles)という考えは、業界の一つの常識となりつつあります。

 

意識性の原則に基づき、収縮している筋を意識することが適切とされた定説に反し、"動作を鍛える"つまり運動学習を引き起こすためには、動作に焦点をあてたコーチング・言葉がけ(=キューイング)や、比喩、そして動作を変容させるトレーニングの環境・仕掛けを工夫する必要があることが、最新の知見で明確となってきました。

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そのコーチングのキューイングの進化を指し、

“もし、このコミュニケーション2.0へのアップグレードをしたならば、やること全てに即座の改善を経験するはずだ。しかも、魔法薬も器具も必要とせずに“

(‘If everyone . . . could make this 2.0 communication upgrade, they would experience immediate improvement in everything they do. No magic pill, device needed.)

 

と、EXOSの創始者、マーク・バステーゲンは言ったとされています。

 

 

本セミナーでは、講師が世界中の学会・カンファレンスで行っている下記の3つの講義とそれに対応した実技セッションから構成されます。

実技では、スプリントの加速・減速、多方向・方向転換に関する実技を通じて、どのようにこのコーチングモデルが応用されるかを体験していただきます。

 

講義1. 「キューイングの科学と応用」

The Science & Application of Cueing

What we say matters

 

講義2.「定着する学習 - どのように比喩が理解を形作るか-」

LEARNING THAT STICKS -HOW ANALOGIES SHAPE UNDERSTANDING-

 

講義3.「石器人のようなコーチング - 環境がどのように動作を形作るか-」

Coach like a caveman: How the environment shapes our movement

 

 

 

ニック・ウィンケルマンは、現場でのパフォーマンスコーチとしてのキャリアはもちろん、このスプリントとそのトレーニングを用いて、コーチング・指導について博士号を取得しており、このコーチング・キューイングに関する唯一の世界的なスピーカーといっても過言ではありません。

 

FMS/SFMAとも親和性の強いこのコーチング・指導法に興味のある方はぜひご参加ください。

 

 

 セミナー抄録:

コーチ、パーソナルトレーナーとして、包括的なトレーニングシステム内で、正しいトレーニングメソッドを持つことの重要性を我々は理解している。また、我々のトレーニングの対象としている身体特性の発達に対して、このシステムの質が直接的な影響を与えることも我々は知っている。

 

しかし、動作のコーチング、指導の仕方について、同様のシステムを開発してきたと、どれくらいの人が言えるだろうか?この質問こそが、このセミナー「“コーチングの言語:動作指導のアート&サイエンス”」のきっかけとなる。

 

このセミナーでは、包括的なコーチングシステムの基礎となるコーチングモデルについて参加者は学ぶことになります。

 

目的・アウトカム

このコーチングモデルは、キューイング、指示、フィードバックを通じて我々がどのようにクライアントとコミュニケーションをはかり、制限・制約や変動性を用いて運動学習環境をどのようにデザインするかということについて焦点をあてます。

また、相互方向的なプレゼンテーション、ミニワークショップ、動作スキルデベロップメント セッションを通じて、参加者は、これらのコーチングモデルを各々の環境での応用する方法と、クライアントやアスリートのニーズに指導方法を併せる方法を学習する。

 

 1日目  

09:30 – 09:45  |   イントロ 

09:45 – 11:15  |   What we say matters  –  キューイング・指示 

11:15 – 11:30  |   休憩・質疑応答

11:30 – 12:30  |   スキルビルディング | キューイングデザイン |実技 

12:30 – 14:00  |   昼食休憩

14:00 – 15:30  |   Learning that sticks  –  比喩&メタファー

15:30 – 15:45  |   休憩・質疑応答

15:45 – 16:45  |   スキルビルディング | 加速 | 実技 

16:45 – 17:00  |   休憩・質疑応答 

17:00 – 18:00  |   スキルビルディング | 最高速度  |  実技 

18:00 – 18:30  |   まとめ&質疑応答  

 2日目  

09:00 – 09:15  |   レビューDay 1 

09:15 – 10:45  |   Coach like a caveman – 制約 

10:45 – 11:00  |   休憩・質疑応答

11:00 – 12:30  |   スキルビルディング | 多方向スピード | 実技

12:30 – 13:00  |   まとめ&質疑応答   

 

 

 

「スピードの新しい言語」The New Language of Speed

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セミナー詳細

このコースでは、アスリートがスプリント動作を(再)学習する助けとなる言葉・言語に焦点をあて、新しい観点からスピードについて取り組む。動作を効率的に教えるための言語の使用方法とキューイングに関する鍵となる原則について触れる。

スプリントのメカニクスを教え、修正するための3コンポーネントモデルを強調する相互方向的な実技の中で、これらの理論は応用されます。

あなた自身のスプリントレベルがどうであれ、コーチング・指導方法を、実際にコーチしているドリルやスキルと同じレベルまで上げたいと考えるならば、このコースは優れた洞察を提供することができます。

 

In this course we will come at speed from a novel perspective, focusing on the language we use to help athletes learn and (re)learn how to sprint. Imbedded in motor learning theory, we will discuss key principle around cueing and using language to effectively teach movement. All theory will be applied during interactive practicals that emphasize a 3-component model for teaching and correcting sprint mechanics. No matter your sporting background, if you want to elevate how you coach to the same level as what you coach, then this course will provide valuable insights.

【Nick Winkelman (ニック・ウィンケルマン)氏 略歴】

 アイルランドラグビー協会ヘッド アスレティックパフォーマンス&サイエンス

アイルランド国内の男女の15人制とセブンスの国代表、地域代表のストレングス&コンディショニングプログラム、スポーツ科学サポートの開発と提供を監督ししている。
アイルランドラグビー協会に加わる以前には、米国アリゾナ州を拠点に、EXOS(前Athletes' Performance)の教育・トレーニングシステム部門のディレクターを務めており、EXOS内外の様々な教育活動の開発、提供に努めていた。
 パフォーマンスコーチとして、ウィンケルマンはEXOS NFLコンバイン ディベロップメントプログラムのスピード・評価部門を監督し、それはNFLだけでなく、MLB、NBA、MLB、そして各競技団体から大きな支持を得ている。
 ヘルスプロフェッション ロッキーマウンテン大学(Rocky Mountain University of Health Professions)にて、運動スキル学習・スプリントについて博士号を取得しており、人間科学、コーチングサイエンス分野で、世界的に著名なスピーカーであり、UKSCA, NSCA, IDEA Health and Fitness, Human Movement Science, and Routledgeなどと通じて多数の論文・記事を公表している。